2009年1月30日金曜日

ストレッジのエネルギー効率仕様

ストレッジのエネルギー効率仕様がSNIA(Storage Networking Industry Association)によって発表されました。

EPAによるサーバーのEnergyStar仕様はかなり直ぐに完成しそうです。EPAはサーバーの次はストレッジとなっていましたが、それ以前にストレッジ屋さんが独自に発表したものです。

原文ここ

来週のITproに5日間連続で私の記事がでます。


請う御期待。。。。

ITproはここから。

intelによるソーラーのデータセンター

Intelは色々な新規なデータセンターの技術を展開しています。今回はソーラーでデータセンターの電力をまかなおうという話です。既にAISOはソーラーでまかなっています。Intelはこのほかにも:

  • エネルギー効率の高いチップとその製造方法
  • 負荷によるCPUのクロックスピードの調整
  • 直流電流によるデータセンター内の電力配送
  • air economizer(窓を開けて外気を)
をやってますね。

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2009年1月29日木曜日

Cloudconnect最終日


実際の内容に関しては、多くのポストがあるので省略します。参加してみて感じたことは:

    ●アクセスが必要
    ●バッテリーの寿命

で した。幾ら素晴らしいクラウドがあってもアクセスできなければどうにもなりません。会場にはWi-Fiのアクセスもあったし、Googleの地元というこ とでGoogleの無償のWi-Fiアクセスはありましたが〔写真)、いかんせん帯域が狭い。会場のアクセスは最高が2Mbpsでたくさんの人が使うこと もあり、またデモが一度に起こるとまるで56Kbpsの時代を思い出すようなことで、殆ど使い物になりませんでした。でも中には、Twitterを使って 発表をリアルタイムで送っている人もいました。時代は変わりましたね。WiMaxでもLTEでもなんでも良いから、早く使い物になるものを発表して欲しい ものです。それにしても、アメリカのブロードバンドなんとかならんですかね。遅い!!

その他では、PCのバッテリーは買ってすぐは良いのですが、直ぐに充電寿命が短くなって使い物になりません。今使っているPCは僅か10分しかもちません。バッテリーの問題は以外に大きいと思います。

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2009年1月28日水曜日

データーセンターのメトリック

データーセンターのメトリックは電力消費に限られていますが、他にもあります。
完全なリストではありませんが、
  • 総電力消費
  • 単位あたりの電力消費
  • 電力使用効率
  • 廃棄
  • ビルの効率
  • ワットあたりの有益な出力
  • CO2の搬出量

でも、現在は電力消費にしか目が向いていませんね。


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2009年1月27日火曜日

CloudConnectコンファレンス


最近の世知辛い状況の中、コンファレンス参加費ただ、朝食、昼食、夕食付きで今はやりのCloud Computingのリーダーの話が聞けるとあっては行かねばなりません。最初の夜の部では、以下の参加がありました。
  • PaaS: Google, Force.com (salesforce.com)
  • IaaS: Amazon (私の最近の記事もご覧ください。)
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2009年1月24日土曜日

PUE1.1を主張する新しいデータセンター

Advanced Data Centerはカリフォルニア州サクラメント市に建設中のデータセンターでPUE1.1を達成できると主張しています。


そのまとめは、
  • air-economizer: 窓を開けて外の空気を入れましょう
  • 直流で電力配送: 何回も交流・直流や電圧の変換によるロスを軽減
冷却と電源がPUEに及ぼしている影響が大ですから(電灯などは殆どなし)、これを削減できれば下がるでしょう。もっともair-economizerはある程度温度が低くないとだめですから、場所によりますね。サクラメントは冬はともかく夏は暑くなりますけど。。。。

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2009年1月23日金曜日

Global State of Data Centers in 2008

Symantecによる2008年世界のデータセンターの状況のレポートが発表されま した。

* 少ない予算でもっと達成
* 人材確保は困難
* 予算は増加中
* アプリケーションの増大化
* サーバー仮想化などの動きは増大
* ストレッジの動きも活発
* Disaster Recoveryはまだもっと必要
* グリーン・データセンターは結局は経費削減


原文ここ。

2009年1月22日木曜日

クラウドにメインフレームを乗せる

クラウドにメインフレームを乗せるというお話です。メインフレームは昔のクラウドとも呼べるので面白いです。まだいくつものCOBOLベースのプログラムもあります。大体COBOLを分かる人がどんどんリタイアーしていますから。 AWSのEC2上でエミュレーションで走らせるようです。性能は?

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2009年1月21日水曜日

スタンフォード大学のPrecourt Institute of Energy

スタンフォード大学のPrecourt Institute of Energyが100億円程度で設定されました。ソーラーや風によるエネルギーの開発と搬送を研究する組織です。近くにGoogleがあり、その創始者がどちらもスタンフォードの卒業生です。Googleもこの手の新しいエネルギーを使用したと宣言していますが、いかんせんそのような新しいタイプのエネルギーは従来のものより30%以上高いというのが問題です。今後期待したいです。

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2009年1月20日火曜日

また直流と交流のお話

また直流と交流のお話です。結局直流にするのが良いけれど、それには3年は掛かるでしょうということで。今直ぐだと交流でも電圧を上げれば解消とAPC。 現在あるデータセンター内の設備を全部一遍に変えられないし、交流用電源を直流用電源に取りかえることも可能という話ですが、感電を防ぐために直流ー直流の接続でも一段階かませる必要があり、そんなに簡単ではないということです。

結局最低でも3年先ということですね。もちろんテレコムは既に-48VDCでやっているので。。。。


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2009年1月18日日曜日

AWS、アマゾン ウエブサービス

AWS、アマゾン ウエブサービスのウエブナーを聞きました。アマゾンのこのサービスは非常に伸びており、現在のクラウドコンピューティングと言えばアマゾンかグーグルかと言われています。アマゾンは電子コマースで本やその他を販売して来ましたが、そのインフラを拡張して他にもオンデマンドで貸し出すAWSを始めました。安くて大きなコンピューティングの資産を必要に応じて確保できるので、ユーザは大部分は中小企業ですが最近は大手も使用するようになってきました。大きな製薬会社のEli Lillyは研究部門で自前のコンピューティング資産の使用を止めて、AWSへと転換しました。 その結果はこうなりました。

  • サーバーのプロビジョニングは7.5週間から3分へ
  • コラボの時間が8週間から5分へ
  • クラスターのセットアップは12週間から5分へ

最近のAWSに関しては、ここにも書きました。

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2009年1月17日土曜日

CDNによるグリーン

CDNはインターネットの端に重たいマルチメディアを置いておいて、コアを経由せず通信する方法ですが、ここではこれがグリーンだと取り上げてます。グリーンにすると性能が落ちると相場が決まってますが、CDNを使用すれば、グリーンな上に性能が上がるというお話です。

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2009年1月16日金曜日

Planetの新しいデータセンターで1.3を主張(建設前)

Planetは大手のcoloデータセンターですが、ダラスに新規のデータセンターを建設していますが、完成前にPUEは1.3になると主張してます。しかし、PUEはある意味ではいい加減で、一体どの値をもって言っているのか分かりません。多分、最小値(最良値)を言っているのだと思いますが。

EPAの理論値とSVLGの実証試験では、現在ある最高の技術や手法を用いれば1.2まで行くとか。現実に使用されている最高の値は1.3ということで、今後の技術や機器の効率化上昇で、不可能ではないでしょう。でも、できる前に発表すると、打席に立ってレフトかライトを示して、ホームランを宣言するようなものでは?

Planetのデータセンターの写真はここここ

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2009年1月15日木曜日

データセンター建設の場所

データセンター建設の場所は私の好きな話ですが、最近またそれ専門の会社がどこに建設するの良いのかの結果を発表しています。結論から言うと、どこも何か問題があるようです。でも中西部が最近良いとか。そういえば、最近Iowa州にGoogleとMicrosoftが場所は違うが建設することになりました。

ところで、google mapで英語でも日本語でも、住所のところに
http://www.ipdevices.com/zen.kmlと入れてください。最近のデータセンターの場所が表示されます。
青はgoogle、黄色はAmazon、ピンクはIBM、緑はMicrosoftで赤はYahooです。

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2009年1月14日水曜日

データセンターの改造

エネルギー効率化のためのデータセンターの改造は、あちこちで述べられていますが、体系的に述べているのは少ないと思います。改造方法には2種類があり、サーバーの仮想化と空気流通の改善です。一口に仮想化といっても、資産管理がまず必要でしょう。どんなアプリがどのサーバーで実行されているのか、役にも立たないアプリが実行されて電力を消費しているのではないでしょうか。どのアプリを残しどれを撤去するのか決めて、仮想化を行うわけです。ではどのハードウエアを残してどのハードを撤去するのでしょうか。撤去したハードを廃棄するのか再利用するのでしょうか。また、統合したサーバで仮想化されたソフトのサーバーを実行した場合、メモリーの増強が必要となるかもしれません。

もう1つは空気流通の管理です。温冷通路の設定や封じ込めです。こっちの方が簡単ですが、仮想化してサーバーの数やコンフィギュレーションが変わればまた、通路の設定も変わるかも知れません。お金と手間は掛かりますが、オプションがあるのなら、まず仮想化がお勧めです。


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2009年1月13日火曜日

ダイナミックにサーバーをプロビジョンすること

仮想化はサーバーの統廃合以上にも使用されます。今日はその話です。IT負荷がハードウエアから切り離されるのでどのハードウエアにも移動させることが出来るので、色々なことができます。

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2009年1月11日日曜日

2009年のデータセンターの予算

2009年のデータセンターの予算は概ねそれ程落ちない予想のようです。AFCOMはデータセンター運営社の団体ですが、3分の2は予算は減少せず、減少してもせいぜい15%程度だそうです。削減の場所は出張と教育で、仮想化、自動化、統廃合で切り抜けると回答しています。また、首切りによる削減を考えているのは、14%に留まっています。壊滅的な経済の中、小さな良いニュースかと思います。

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2009年1月10日土曜日

blade server、ブレードサーバー

blade serverはデータセンターの高電力消費の元凶とも言われることが多いですが、ここに来て少し見直しが起きてます。高電力消費の部分を他と隔離してその部分を効率よく冷却できれば、かえって全体の電力効率があがるといわれ始めています。もともとの高電力消費はIT機器(特にサーバー)によるものなので、IT機器をなんとかするのが肝要と言われ始めています。つまり、
  • 仮想化でサーバーの統廃合
  • 使用していないサーバーの停止
  • 最新の機器に交換
などがまず考慮されるべきではないでしょうか。

原文ここ。

2009年1月9日金曜日

Green ITやGreen コンピューティングの現状

Green ITやGreen コンピューティングの現状は一言で言えば、あまり進歩がないというところでしょうか。まだ、実際この言葉の定義がはっきりしないことが原因でしょう。

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2009年1月8日木曜日

2重床

2重床に関する話です。大抵のデータセンターは2重床になってます。普通の床との比較をしています。但しなんでもそうですが、色々と他のファクターもあるので2重床と普通の床を比較するのは結構困難です列ベースやラックべースの冷却方法をとれば、必ずしも2重床は必要ないんでしょうが。考えて見ると、床の下に冷たい空気を流して、適当なところへ穴を開けてそれを取り出すというのは、非常に効率が悪いですね。エアコンに近いところは、遠くよりも温度が低いでしょうし。床から空気を噴出すので、ラックの下は温度が低いが上の方は高いかもしれないです。

ビデオで見ると、最新のMicrosoftのデータセンターでも2重床を使ってますね。


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2009年1月7日水曜日

新しいSLA

SLAと言えば、

  • 性能保障
  • アベイラビリティ保障
  • セキュリティの保障

ということでしたが、米国でこれにCO2排出削減の項目が追加されるのもそれ程先のことではないかも知れません。イギリスのようにCO2の排出を制限する法案が通るかも知れないということです。日本では既にあるかと思いますが。 米国もとうとうここまで来たかという感じです。

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2009年1月6日火曜日

カーボンニュートラル

新年明けまして、おめでとうございます。今年も宜しく。


「カーボンニュートラル」は「二酸化炭素の放出と吸収が相殺されている状態」とgooの辞書。 YahooやGoogleがそれぞれ自社が「カーボンニュートラル」であると宣言しています。最近Dellも同じような宣言をしています。それにWall Street Journal が噛み付きました。サプライチェーンが排出するCO2の量、運送によるCO2の排出量などが含まれない。また、「排出枠」の取引では本当の意味で排出のコントロールにはならないというものです。

確かに、いうことはごもっともですが、実際に「カーボンニュートラル」がきっちりと定義されていないなか、各社色々と宣言します。それをいちいち批判していては、批判合戦となります。 それでは、定義がはっきりして、計測方法が標準化されるまで何も言うなということになります。

宣言をする際、何をどうしたかを発表して、議論を深めることが必要でしょう。

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