2009年12月17日木曜日
クラウドとManaged serviceのパネル
Tier1の最近のコンファレンスからですが、「クラウドとManaged serviceのパネル」に関して報告します。
まず、抽象化のレベルとして、実際の箱物のデータセンターを抽象化すると、バーチャル・データセンターとなり、それを更に抽象化すればクラウドになります。クラウドはなにも1つのデータセンターで実現される必要はありません。その時の電力事情(地域毎、コスト、需要・供給)なんかを加味して、1つまたは複数のデータセンターで実現できます。
現在まで、エンタープライズはクラウドを見守ってきましたが、最近になってホストされたprivateクラウドが現れてきました。クラウドは今まで仮想化と一体で語られてきましたが、粒度を気にしないのなら、必ずしも仮想化を使用しなくても、伸縮性は確保できます。
サクラメントのRaigingWireとデンバーのViaWestという2つのデータセンターは同じデータセンター内で、コローケーションとクラウドサービスを提供しています。ケージでのコンピューティング力が不足した場合、クラウドを頼ることができます。ViaWestの場合は仮想化を利用して集合住宅形式でバーチャルマシンを共有するサーバー上で実行します。RagingWireは仮想化を使用せず、IT機器をプールから必要に応じてアサインします。この場合、サーバー等は独占します。この方がセキュリティ的には強いでしょう。確かに、マシン丸ごとの移動ですから、粒度は仮想化しているよりも粗くなります。
原文ここ。
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