2009年2月1日日曜日

Cloudconnect 2日目



ベンダーLock-inを話すパネル



AmazonのMechnical Turk


Cloudconnectのコンファレンス、紹介の順番が狂ってますが、まあそこは。。。この日のお話はベンダーによるいわゆるLock-inとamazonのあるサービスです。

つまり一旦あるべンダーの製品やサービスを選ぶと、他社のものに変更するのに莫大な経費が掛かるので実際には変更できないということですが、PaaSのプロバイダーのサービスを利用するとそのライブラリーやAPIを元にして製品やサービスを提供していると、新たなプロバイダーに変更するのは莫大な時間や手間が掛かって実際には不可能になります。そこで、そのプロバイダーが適切な保守やサポートを行わず、価格を引き上げられてはたまったものではありません。最初の写真はLock-inのパネルです。

少しへそ曲がりの私は、Cloudのベンダーは寡占になるのは仕方がないと思います。Lock-inは起こります。なぜかというと、coudでのビジネスはマージンが非常に少ないので薄利多売になると思います。そのために、プロバイダーはデータセンターや色々なCapexを掛けてさらにOpexにも経費を掛けなければなりません。かなりの体力がなければ、黒字に転換できるまで持ちません。そんなことができるのは、多分5社程度でしょう。つまり、MS,Google,IBM,Yahoo,Amazon程度でしょう。中小もありますが、どうも最終的には食われてしまうような気がします。でなければ、バーティカルなCloudが例えばAmazonのIaaSを使うとかという方向もあるかも知れません。どちらにしても、寡占があるような気がします。それは正にLock-inかと。。。。。

もう一点はAmazonのサービスです。人間に簡単に出来て、しかしコンピュータは苦手ということがあります。例えば、フォーマットが決まっていない名刺の入力とか2つの写真を見て、写っている人物が同一人物かという判定などです。昔、チェスを自動的にするというMechanical Turkという機械があり、どの人間よりも強いという評判の機械でした。なんのことはない、箱の中にチェスの達人が隠れていてチェスの対戦をしたという話です。同様に、Amazonのサイトで単純作業をリクエストすると予め登録してある人が短時間でそのリクエストに答えるというサービスです。Amazonの箱(ウエブ)がリクエストに答える、しかし実際には箱〔ウエブ)の向こうにいる人がサービスを提供するものです。2つ目の写真は会場のCoumpter History Museumに偶然かかっていたバナーです。Mechanical Turkが紹介されています。

原文ここ

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