2009年10月19日月曜日

Data Center Worldに参加して思うこと


Data Center Worldに参加して思うことを簡単に述べます。3つばかりにまとめますと:

  1. ITとファシリティの間のコミュニケーションは絶対必要です。
  2. データセンターでのエネルギー危機はIT機器が多量のエネルギーを消費するということ。
  3. エネルギー効率を上げる技術や手法が現実に適用されるには時間がかかる。

1に関しては.多くの参加者はファシリティ関係者で、多くのセッションがファシリティを対象にしており、そこでITは「我々と彼ら」の中の彼らがITで、そのITに属する私は複雑な気持ちでした。Grid Greenなどは組織変更をして、CIOが電気代やエネルギー消費の責任者になるべきだと言ってますが、まだあまり浸透していません。

2に関しては、データセンターの機器はIT機器の密度があがったり、機器そのものの消費が大きく、もしサーバー側で1Wを削減すれば全体で2.28Wの削減になると言われています。だから、仮想化などで、サーバーは廃統合することや、それぞれのエネルギー効率化を上げることで大きく改善できます。日本では場所があまりないのですが、こういうことを考えるとブレードなどにせず、サーバーの密度をあまり高くしないことも肝要かも知れません。

3に関しては、データセンターでの色々な技術や手法はあちこちで語られていますが、仮想化しかり、冷気・暖気通路、封じ込めその他の手法が本当にどれだけ使われているか疑問です。最近みたコーロの2つのデータセンターはそんな格好のよいものではありませんでした。

原文ここ

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