2010年2月16日火曜日

スマートグリッド整合性と標準























スマートグリッドは電力網にICTのインフラを被せたものと理解できますが、その電力網の現状はサイロ状態です。サイロ状態というのは、下の写真にあるように1つのサイロは他のサイロとは独立しており、お互いに交流のないことを指します。それぞれのサイロのなかで、他は全く無視して独立した環境で技術や手法を展開ししています。あるものは、所謂標準を使用するものや、全く標準にこだわらないものを使用するものもあります。スマートグリッドを1つのシステムとして全体的に監視・管理するためには、このサイロ状態を解消する必要があります。

最近のGridCom Forumのパネルでこの標準と整合性を議論していました。NIST(国立標準技術研究所)が標準と整合性を担当します。上の写真はパネルの参加者。一番左の人がNISTの人。

最近の活動としては、
  1. スマートグリッド整合性パネルの設置(筆者は委員の1人)
  2. NISTフレームワーク第一版の発表
  3. サイバー・セキュリティのドラフトの発表
です。#2と#3は長い退屈な文書です。そのうちにこれに対しても解説します。今後は検証と認定の動きが活発化するようです。

原文ここ

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