2009年5月12日火曜日

企業買収・合併のデータセンター統合への影響

企業買収・合併が起こると、重なる人員の削減、買収額、製品と統廃合などに目が向き勝ちです。しかし、ITの部門やデータセンターの統合も必要となりま す。同じ業種、例えば金融、の間の合併でもデーターセンターは大きく異なっていることが多いです。データセンター全体としても違うでしょうし、それぞれの 装置やアプリケーションの段階また、ポリシー、SLAや運営方針も異なっているでしょう。そういったものを統合するのですから、時間が掛かります。

買収は起こりませんでしたが、MSがYahooを買収していたら、データセンターはどうなっていたでしょう。以前Yahooのデータセンターに勤めたこと のある友人によれば、YahooはそのデータセンターでFreeBSDおよびカスタマイズしたオープンソースの解を使っています。MSがWindowsを 止めてFreeBSDに乗り換えるということはあり得ないので、急にではなくても長期的には絶対に変更できないものは除いてWindowsへと転換してい くでしょう。実際にWindowsとFreeBSDを比較して、どちらがエネルギー効率が高いかは簡単には述べられません。その上のユーティリティー、 ツール、アプリケーションを包括的に評価する必要があります。

当然ながら、買収はデータセンター統合の理由で起こるのではなく、ビジネスの理由で起こります。実際の統合には時間が掛かります。昨年買収した金融関係の 会社のデータセンターを統合する業務についている、ITマネージャーによれば6ヶ月経った今でも、人員の統合やマシンの統合ということに忙殺されており、 グリーンとかエコとかを考える余裕がないとのことで、データの統合は最終段階だということです。

グリーンだとかエコだとか言っても、まずはビジネスが一番ということは変わりませんね。

原文ここ

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