bloomエネルギー(燃料電池型発電)が製品の発表を行って、こちらではばんばんの注目です。CBSの60ミニッツでも取り上げられました。1つの箱で400kWの発電量で東電のエネファームは1kwだそうです。以下は60ミニッツのビデオです。
2010年2月27日土曜日
2010年2月26日金曜日
JETRO主催のクリーンテックの会
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JETRO主催のクリーンテックの会に出かけてきました。写真は上から、
- 開催を伝えるスライド
- 日本ユニシスのエコハウス
- パナソニックのエコハウス
- 2010年だけでのクリーンテックに対する日本政府の予算
- 世界でのクリーンテックの順位
原文ここ。
2010年2月24日水曜日
ICTと電力業界の専門知識でsmart gridの成功を
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Smart gridは電力網の上にICTのインフラを重ねてコントロールすると理解されています。このため、多くのICTのベンダーが参入しています。ICT出身の筆者は電力会社の仕組みや詳細を知りません。最近数年前に知り合ったLew Rubin氏に会って色々と聞きました。写真はLew Rubin氏。
- 電力会社は一般的に発電所、送電システム、配電システムを所有。保守も担当
- 送電システムは、改善の余地はあるが、その影響性を考えて配電システムよりも安定しており信頼性が高い。そのため、送電線のSCADAシステム(監視システム)は配電システムよりも充実。
- カリフォルニア州やその他では発電と送電を分離して、送電にはISOとかRTOというNPOが担当する。
- カリフォルニアではPUCが電力の値段などを設定、CECは発電所の場所等と指定
- 電力会社は電力網を一から建設。送電網は大きいので、監視システムも一元化されておらず、ばらばらのシステム。
- 電力網は送電される電力量が一定であることがその安定性に必要。エネルギー貯蔵が実現すれば再生可能エネルギー同様大きな改善が期待される。
2010年2月20日土曜日
ソフトウエアをグリーンにする
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最近Firefoxを3.6版にアップデートした妻から、非常に遅くなって使用できないというので、3.0.17にダウングレードしました。当然、既に分かっているセキュリティのfixが飛んでしまいますが、あまり遅くては使いものになりません。「Firefoxお前もか」という気持ちですね。でこれを機会ソフトのエネルギー効率を考えました。Windowsはそういう意味では最悪ですね。
ソフトは大きくなればなるほど、CPUやメモリーを食います。新しいWindowsの実装で本当に全面的に構造やアーキテクチャーを見直して、設計しなおしているのかと思います。ソフトを修正する場合、構造まで変更しないので、あれば修正は絆創膏的になり、サイズだけが大きくなります。これは現在セキュリティのパッチを自動配送するのに使用されていますが、セキュリティの問題を絆創膏的に修正するとサイズばかり大きくなります。ビジネスモデルはソフトを大きくして、現在のハードでは処理できなくして、新たなPCを買わせようというものです。ソフトは設計の仕方や修正の仕方でサイズだけでなく、性能も大いに変化します。しかし、今まであまり語られませんでした。
ハードなどの目に見えたり、計測が比較的簡単なものにまだ焦点が向いています。以前この問題を提起しましたが、反応はいまいちでした。誰か一緒の研究しませんか?
原文ここ。
「携帯電話のご利用は、他のお客様のご迷惑になりますから、御使用はお控えください。」
2010年2月19日金曜日
UPSのEnergy Star仕様
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環境保護庁が、UPSのEnergy Star仕様の作成にかかりました。これは、サーバー(第一版完成)、ストレッジ(現在進行中)、データセンター(今年の6月に第一版完成?)に次ぐものです。
まとめは:
- UPSはデータセンターの種類に関わらず使用される
- UPSの製品のエネルギー効率を図ることで、データセンター全体のエネルギー効率化を図れる
- International Electrotechnical Commissionが設定している判断基準を拡張することで、Energy starのレーティングを設定できる
- UPSのエネルギー効率化を図っても、データセンター全体の性能に影響を与えない
- Energy StarのマークでUPS製品を選択するときの良い基準となる。
原文ここ。
2010年2月18日木曜日
ICTから見たsmart gridのまとめ
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ICTから見たsmart gridのまとめを簡単に。
- スマートグリッドは電力網をネットワークとして管理するもの。ネットワーク管理のように、センサーやメーターから情報を得てそれを元に管理
- スマートメーターはスマートグリッドの初めにすぎない。ネットワークを完成するために必要
- ネットワークが完成すれば、そのインフラの上に新たなアプリが開発される。現在では「要求と応答」という電力の供給と需要のバランスを調節するアプリが現在は一番注目を浴びている。
- 現在使用されているICT技術は標準化されておらず、部分・部分でまちまちの技術や手法が使用されている。
- 現在のNIST(国立標準技術研究所)による標準のレポートでは標準の2つのグループに分けられており、1つは既に標準と認められたもので2は今後もっと精査が必要なもの。ICTからは1にはIPだけで、2にはIEEE 802やHomePlugやZigBeeが属する
- ICTの技術を適用するには、電力業界の業界知識が必要
原文ここ。
2010年2月17日水曜日
コンテナ型データセンター、DataCenter in a box
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コンテナ型データセンターは一時話題を集めましたが、あまり市場に浸透せずいつしか消えました。ところが最近またこの話が再登場しています。eBayでデータセンターの運営の責任者を含む数人の専門家に聞きました。大体50-50で否定的と肯定的な意見が拮抗しました。ちなみに現在これを提供しているベンダーは以下を含みます。
- HP
- IBM
- Verrari
- Sun/Oracle
- SGI
- 大きな運営者でないと意味がない
- そんな大きな運営者は数社しかない
- 資本の枯渇と市場への速度で、自前のデータセンターから専門運営会社へと移動の傾向大
- 更に、クラウド・コンピューティングがこの傾向を助長
- 早くプロビジョンできる。
- サーバー・電力の密度を上げることが可能
- 梱包用の箱や余計な電気のコード等が必要でない
- コンテナは装置であって、建物ではないので、駐車場やビルの屋上に設置できる。固定資産税がかからない。
- 規模が多くなれば、単価あたりの経費が減少
原文ここ。
2010年2月16日火曜日
スマートグリッド整合性と標準
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スマートグリッドは電力網にICTのインフラを被せたものと理解できますが、その電力網の現状はサイロ状態です。サイロ状態というのは、下の写真にあるように1つのサイロは他のサイロとは独立しており、お互いに交流のないことを指します。それぞれのサイロのなかで、他は全く無視して独立した環境で技術や手法を展開ししています。あるものは、所謂標準を使用するものや、全く標準にこだわらないものを使用するものもあります。スマートグリッドを1つのシステムとして全体的に監視・管理するためには、このサイロ状態を解消する必要があります。
最近のGridCom Forumのパネルでこの標準と整合性を議論していました。NIST(国立標準技術研究所)が標準と整合性を担当します。上の写真はパネルの参加者。一番左の人がNISTの人。
最近の活動としては、
- スマートグリッド整合性パネルの設置(筆者は委員の1人)
- NISTフレームワーク第一版の発表
- サイバー・セキュリティのドラフトの発表
原文ここ。
2010年2月13日土曜日
Smart Gridに於けるWi-Fiの役割
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最新のNIST(
ICT関連で現段階で標準と認められているのは、IPくらいです。でも、同じIEEE 802のグループとは言え、Wi-FiやEthernetをWiMaxと同様に扱うというのは無理があると思います。EithernetやWi-Fi(過去10年にわたって広く使用)は既に検証された技術ですが、WiMaxはアプリケーションの場を探している技術と言えるでしょう。
原文では、Ennis氏のプリゼンとその後で個別に見たデモのビデオを掲載しています。写真はWi-FiのSmart Gridへの応用に関するデモを筆者に見せているGreg Ennis氏。
原文ここ。
2010年2月12日金曜日
PGEからのスマートメータ設置のお知らせーその2
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ようやくPGEからのスマートメータ設置のお知らせが来ました。手紙と説明の情報はここ。
まとめは:
- メータ交換は月曜から土曜の昼間
- メーターにアクセスできれば、人がいる必要はない。(大体、庭へ通じる門はどこでも開いている)
- 交換に掛かる時間は5分程度
- 30日程度で、電力使用情報
原文ここ。
2010年2月11日木曜日
Smart Gridとその上のアプリケーション
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米国でもsmart gridといえばスマートメーターですが、スマートメータはアプリケーションではなく、smart gridにインフラを完成させるために必要な要素です。アプリケーションはどうなんでしょうか。
いまバリバリのSilver Spring Networksなどの企業や、スマートメーターからのデータを管理するアプリの会社やインテグレーションに重きを置く話や、全ての物が「智」を持って他のものと接続し始めたときに起こる「生物的」な動きについて話をしました。「要求と反応」のアプリに関してはスピーカーがいませんでしたが。。。。
写真は左から、Eric Dresselhuys (Silver Spring Networks), Adrian De Luca(Locus Energy), John Galloway(Ecologic Analytics), Tony Giroti(Bridge Energy Group) とClement Chen(SAIC)の各氏。
原文ここ。
2010年2月10日水曜日
smart gridとセキュリティ
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Smart gridは電力網にICTのコントロール・インフラを被せたものと言えます。そうであれば、セキュリティも大きな役割を果します。GridCom Forumのセッションの中でsmart gridのセキュリティを取り上げたものがありました。詳細は原文を参照してください。しかし、幾つが気になったところはまとめて見ました。
写真は左からモデレータのJeffrey Katz(IBM), Tim Roxey(北米電力安定供給社), Erfan Ibrahim(EPRI)とJoe Weiss(ASC)の各氏(敬称略)
- smart gridでのセキュリティを認定する公の機関はない
- smart gridに使用されるソフトはコードレベルからセキュリティを考慮する必要がある
- 現在の電力網は多くの要素から成り立っており、それぞれは非常に複雑に接続しており、セキュリティは後から考えるという感じ
- 電力網は既存のインフラと新規のコンポーネントから成り立つので、セキュリティを考えるのは困難だ
- 2000年くらいまでは、電力網にはセキュリティということは議論されず安定供給と十分な供給が主なもの
- 電力網は個々を考えて設計され建設されており、個々は他のコンポーネントとのインタフェースや整合性を考慮していない。このため、全体に関わるセキュリティを設計して実装するのは困難
- どの分野でも、ICTの技術を単に適用することはできない。smart gridの詳細を知らずに単にセキュリティを論ずることができない。現在産業コントロールシステムとセキュリティを同時に理解できる人は極端にすくない。
2010年2月9日火曜日
Smart Gridの通信プロトコル
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GridCom ForumのSmart Gridの通信プロトコルのセッションのまとめですが、有益なセッションでした。
Sip、WiMax、Wi-Fi, Broadband forumからのスピーカがそれぞれの立場から話をしました。
ところで、最近発表された商務省内の国立標準技術研究所(NIST)のレポートでは標準と認められたものと今後まだ検討が必要なものに分けていますが、IEEE 802はまだ検討が必要なものに入っています。EthernetやWi-Fiがまだ検討が必要というのは納得が行きません。時々このレポートは改定されるようですが、6ヶ月くらいの周期で。次にはIEEE 802は認定された標準になるんでしょうか。。。。
写真はWi-Fi Allianceのテクニカル・ディレクターのGreg Ennis氏
原文ここ。
2010年2月8日月曜日
GridCom Forumの基調講演
最初の日はIBMのAllan Schurr氏がIBMが推し進めているsmarter planetに関して触れました。今後世界中のものは、
原文ここ。
- 計測のためのセンサーを搭載
- 互いに接続
- それぞれの要素に「智」が導入されている
- 電力会社は1方向のネットワークから双方向のネットワークを形成
- 消費者は消極的に電力を供給されるのではなく、自宅で発電するなど電力網に積極的に関わっていく
- 再生可能エネルギーや電気自動車を電力網に取り込んで、温室効果ガス
原文ここ。
2010年2月4日木曜日
smart gridの標準
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1月19日に発表されたNIST(国立標準技術研究所)のFramework and Roadmap for Smart Grid Interoperability Standards, Release 1.0,”というドキュメントを見ると2つのカテゴリーの標準が上げられてます。
1つは既に合意ができていて、smart gridに標準として使用されるものともう1つは限りなく標準にしたいがまだ検討を有するものです。
前者でIT関係で分かるものは、IP (Internet Protocol), ZigBee, HomePlugや BACnet(ビルの管理に使用されるプロトコル)などです。しかし、後者にIEEEの例の802とかセルラー(3GPP)が含まれることです。ZigBeeとHomePlugに比べてIEEE802とかセルラー(3GPP)の方が実績あると思うのですが。後でIEEE802に含まれるWi-Fi Allianceの人に会うのでそこの所を聞いてみましょう。
原文ここ。
2010年2月3日水曜日
Mike Manosの新しい職場
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先週の金曜に突然Digital Realty Trust(DRT)がMike ManosがDRTを去るというプレスリリースを出して、皆一体どこへ行くのかとわいわい大騒ぎになりました。Mike Manosと言えばMSでデータセンターの責任者の副社長で、あちこちで講演する有名人でした。土曜になっても分からずしかし、日曜の夜になってNokiaへ行くことが判明しました。
DRTには9ヶ月しかいなかった訳です。これだけ、職を失う人が多い中、さっさと次の職に移るというのはうらやましいというか大胆というか。。。。。
原文ここ。
2010年2月2日火曜日
smart grid 整合性パネルのメンバーになりました。
2007年の「エネルギー独自開発・確保法案」でsmart gridの設置が決まり、NIST(国立標準技術研究所)が標準と整合性を取り仕切ることが決まりました。それに従って、NISTは3つのフェーズで活動を展開することになりました。
原文ここ。
- フェーズ1:必要な標準を洗い出し、それぞれを評価して、そのまま使用できるもの、変更が必要なものなどにより分ける。
- フェーズ2::smart gridの分野を22に分けて、それぞれの分野で議論や討論を行う。昨年の11月にsmart grid整合パネル(SGIP)として出発
- フェーズ3:テストと認定のプロセスを設定する。
原文ここ。
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