2008年8月13日水曜日

データセンターの冷やし方

データセンターはつい最近まで、フロアー全体を冷やす方法で十分だった。大体ラック辺り1-2kW程度の冷房エネルギーで十分だったけれど、blade severが浸透するにしたがって、10kW から20kW更には30kW程度までに達している。これを解決するには、rowベースかrackベースで対応するしかない。実際にはデータセンター内で、電力消費が均一ということはない。というか、同じrackでも時間やアクセスによって消費電力がダイナミックに変化する。また、サーバーやその他の機器は頻繁に入れ替えられたり、そのものの寿命(サーバーは3年程度で総替え?)が短期間であることも多い。

このため、リアルタイムでrack毎に電力消費や温度の動きをモニターして、状況に応じて冷房エネルギーを増加・減少する必要がある。room毎冷房はなくならないが、rowとrackベースを併用することでIT機器の冷却の効率を増加できる。最近のニュースではMSがEPAと組rack毎にzigbeeベースのセンサーを利用してモニターしているそうだ。

row/rackベースを上手に併用するとフロアーを上げて、床の下を冷たい空気を送る必要がなくなるかもしれない。

原文はここ

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