2008年8月16日土曜日

電力配送 -- 続き

昨日のブログで、交流でデータセンターに電力を提供すると何回も交流・直流変換をしなくても良いので、直流による電力配給の話が盛んであると述べた。そこに、冷たい水をぶっ掛けたのが、Neil RasumessenというAPC社のCTOだ。彼の主張は現在の電力機器の効率はかなり上がっており、直流派は以前の古いデータに基づいて議論していると非難している。今の最新の機器を使用すれば、直流の解に比べても遜色のない程度になっていると主張している。更に、現在のIT機器、サーバーなんかは直接直流を受け取ることが出来ず、それを出来るようにするには大規模の改造が必要である。更に、既存のサーバーを全部取り替えられなければならず、むしろヨーロッパの基準の400/230Vの交流にすれば良いと言っている。また、既存のサーバーや他のIT機器は400/230Vを受け取ることができると。これに限らず、彼のこの他の主張も非常に説得力がある。ハイプと本当を嗅ぎ分けることが肝要だ。

原文はここ

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