データセンターの冷房・冷却に関してはいろいろと言われている。ラック毎のサーバーの密度が増えたため、部屋レベルの冷房だけでは十分冷却できないということだ。それでは、どのような方法が有効的なのか。部屋レベルの次は行レベル、そしてラックレベルの冷却方法が考えられる。更に、冷却も空気によるのか液体(水)によるのか。数多くのベンダーがこの幾つかのパラメーターを組み合わせた製品を提供している。
それぞれが、一番良いと主張している。そこで、Sunはそれならと自分のデータセンターに数社を招き実際にそれぞれの製品を使って実験をした。ここまではそれ程驚かないが、その結果を発表した。しかも、Sunで開かれたデータセンター関連のコンファレンスで。しかも、参加ベンダーの代表者をステージに上げて結果について分析した。かなりきつい質問もSunからでた。例えば、そのなかで、水を使用した冷却方法の会社の成績がすこぶる悪かった。公衆の面前で、その理由を求められたりで結構面白かった。
最近は水冷方式が見直されている。ただし、水の循環を保障する仕組みが必要なので、ラックの位置は制限される。途中でラックの仕切りなおしなどは困難である。
それにしても、某データベースのベンダーは自社の製品の性能を比較されたり、その結果を発表されることには大反対なのだが、それとは好対照だ。
原文ここ。
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