2009年8月18日火曜日

群盲象を評す: Cloud Computingの現状?















左からJeff Kaplan (立っている), James Urquhart, Timothy Chou, Sam Charrington, Joe Weinman



最近の言葉狩りがひどいので、「盲目の人々」に関しては、あくまで、ことわざや例として引いていますので、ご了承ください。

Cloud computingのパネル(一体いくつこのようなパネルを見たか分かりませんが)、での感想です。

パネルは以下の人で構成されていました。
  • モデレーター: Jeff Kaplan, THINKstrategies のマネージング・ディレクターでありCloudWorld conference のチェアー
  パネリスト:
  • Sam Charrington, Appistry、製品担当の副社長
  • James Urquhart, Cisco Systemsのマーケティング・マネージャー
  • Joe Weinman, AT&T Business Solutionsのビジネス開発担当
  • Timothy Chou, Ming ホールディングのチェアー
一度も象を見たことがなく、一部を触ることでしかそれが何か分からない場合、正しい判断はできません。同様にCloud computingを自分の観点からだけみて、全体を見ていないのであれば、同様なことが起こるのではないでしょうか。ということで、このcloud computingの定義は複雑になりがちです。これは、全体を見て統合した表現ではなく、全てばらばらに網羅するからでしょう。全体が見えたときにもっとまとまった表現ができるのでしょう。

更に、private cloudの話がでました。AT&TのJoe Weinman氏がPrivate cloudというのは、「個人のホテル」というようなものだと一刀両断でばっさり。私はもっとはっきり言って、「private cloudとcloud computingは同じ文の中に起こらない」と言い切りたいです。それぞれの部門は使っただけのリソースンに関して課金されるのでしょうが、全体としては会社全体として、ソフトもハードも購入し保守するわけですから、cloud computingの使っただけの課金という一番の前提が崩れます。 こういったのはこの人が始めてではなく、UC Berkley の先生も同じことを言っています。普通はボロクソに言われるのが嫌で、private cloudの信奉者になっているのではないでしょうか?

原文ここ

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