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写真は左から、Christian Belady (MS), Geoffrey Noer (SGI), John Weale (Rumsey Engineers )とHerb Villa(Switch and Data)
ここで、少し温室ガス排出基準の話はおいて置いて、将来のデータセンターが直面する問題を議論するパネルがありました。
簡単なまとめは以下です。
- 水は今後少なくなるリソースとして理解されています。水冷のデータセンターが多い中、水不足が問題になってきます。MSのChristian Belady氏はMSはairside economizer(外気による自然冷却)により水冷の新築のデータセンターを5年以内になくすと話ました。
- 最近データコムの装置の温度や湿度の許容範囲を設定するASHRAEは、許容範囲を増加しました。これにより、データセンター内の温度を上げたり、湿度をあまり気にしなくなりました。つまり、これで外気による自然冷却が可能になってきます。
- SGI(SGIを買収したRackableは名前をSGIに)のNoerはサーバーのコンポーネント毎に許容温度が違います。特にハード・ドライブはせいぜい45度までしか持ちません。これに対して、Belady氏はなぜベンダーが仕様を決定するのか、ユーザーが決めれば良い。50度以上で作動するサーバーを作れば良いと。ハード・ドラブが問題なら、ハード・ドライブを直接に冷却すれば良いと。これに対しては聴衆は、そんなことをしたら、製造コストが上がり、サーバーの値段が上がると。Belady氏はこれに対しては、サーバーのコスト上昇で何十万円余計に掛かったとしても、冷却費に何百万円も節約できることを上げました。これは正に、発想の展開です。
- 電力消費削減はやはり仮想化です。モデレーターのCiscoのSteve Andreano氏はCiscoのデータセンターでサーバーの仮想化を行い電力消費を半分にしたと報じました。
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