2009年7月27日月曜日

CSRware社訪問記



SFのCSRware社を訪問してきました。サステイナビリティ、温室ガス排出とITを結びつける会社だということで、一体なんだろうと思ってCEOのKaren Alonardo氏に聞きました。訪問以前はデータセンター内の機器の電力消費をモニターして計測する会社のSynapsenseやSentillaなどとどこが違うのか、CSRware社はソフト会社で、センサーを展開するというよりも、集めたデータを解析する会社と言えるでしょう。そうするとOSISoftとはどう違うんでしょうか?

協業しているAltaTerra社活動範囲として
  1. コマーシャル太陽光発電とグリーンな電力
  2. ビルディングのエネルギー管理
  3. 製品のイノベーションと新しいマーケット
  4. 企業のサステイナビリティの戦略
  5. 企業の温室ガス排出管理
  6. ITとデータセンタのエネルギー効率化
ちなみに温室ガス排出制御の分野は:
  1. 排出権などの金融関係
  2. 排出量の測定と制御などのオペレーション
  3. サプライチェーンの管理
に分類されることが多いですが(詳細はこのレポートを参照)してください。CSRwareは実際のオペラーションに絡む#2です。

上の6つの分野の活動範囲と関連して、Alonardo氏は#4が最終目的で、それを支えるのが#5で更にその一部を支えるのが#6です。つまり、モニター・計測の他社は#6で止まっており、CSRwareは更に#5や#4まで進むというものです。集めるデータは電力消費の他、温室ガスの排出、水やe-wasteのデータも集めます。SynapsenseやSentillaはセンサーを駆使して電力消費や温度や湿度を測定するもので、これはこれで有益な製品です。OSISoftはセンサーを有せず、他のセンサーから集めた情報をまとめて表示するもので、これも電力や温度や湿度のみです。この分野に特化しています。

こうやってみてくると、CSRwareはユニークなポジションにいると言えるでしょう。

原文ここ


0 件のコメント: