2009年8月30日日曜日

Jetroでプリゼン、でも中身はBartの話と写真



























































Jetroでクリーンテックのプリゼンをしてきました。今回は途中のmilbrae駅まで車、それからBart. 一番上はBartの社内、次はBartだとクリーンだという話、その下は自動切符販売機。日本のを知っているとまあ最悪ですね。あまり乗らない人に切符の買い方を聞かれるのも良くあります。とにかくひどい代物です。時として壊れていることがあるので、本当にあせります。その下はMilbrae駅を望む。右の大きな建物はパーキング。milbraeはSF空港のすぐそばです。CaltrainがSJとSF間を走っているので、これ以上南に来ません。Caltrainの方が安い。

2009年8月28日金曜日

データセンターのティアリング
















データセンターのティアリングについては以前にも書きました。現在この成果を踏まえて、Uptimeは2011年には新たなシステムを発表するとのことです。見直しは、tier-1から次にtier-2と行くそうです。米国でデータセンター関係者と話しをしても、tierの話になることは稀です。大体は大手のデータセンター会社でもtier-3までで、tier-4は非常に稀です。

写真はCaltrainのサンフランシスコの駅です。データセンターとは関係ありませんが、自前の車で廃棄ガスを出すよりはよいかと最近SFに行くときはもっぱらこれです。クリックで拡大。

原文ここ

2009年8月26日水曜日

バイオマス(Biomass)での電力でデータセンターを賄えないか?



























バイオマス(Biomass)での電力でデータセンターを賄えないか?という質問に答えるべく少し調査してみました。

まず最初にバイオマス(Biomass)とはウイキペディアによれば、
  • バイオマス(Biomass)とは生態学で、特定の時点においてある空間に存在する生物の量を、物質の量として表現したものである。通常、質量あるいはエネルギー量で数値化する。日本語では生物体量、生物量の語が用いられる。植物生態学などの場合には現存量(Standing crop)の語が使われることも多い。転じて生物由来の資源を指すこともある。バイオマスを用いた燃料は、バイオ燃料biofuel)またはエコ燃料(ecofuel)と呼ばれている。
ということです。

米国のエネルギー情報局のデータに基づき、再生可能エネルギーの2008年度の発電容量を示すと、上のようになります。風力はソーラーよりも30倍以上の発電量です。しかし、木材関係を他のバイオマスに加えると、風力対バイオマスは33%と52%でバイオマスの方が発電量が大きくなります。上に円グラフを参照してください。

現在のところ、あまりバイオマスで発電された電力を使用しているデータセンターはありません。今後もっと増えてくるでしょう。風や太陽光と違って、材料があれば常に発電が可能となります。またゴミの量の削減ということにもなるでしょう。上の写真は我が家のささやかな堆肥の3つの山です。これをやり始めて気がついたことは、多量の水が必要だということです。さて、バイオマスを促進すると水の不足に拍車がかかるのでしょうか?

写真もグラフもクリックで拡大


原文ここ

2009年8月25日火曜日

クラウドの標準化

クラウドの標準化が必要です。この件に関しては、以前皆が好きなことを言っていると不満を書きました。ではどうすれば良いのでしょうか。標準化のグループであるObject Management Group (OMG)がCloud Standards Summitを展開して、クラウドの標準化に取り組んでいます。

更に、NIST(米国標準と技術)が最近クラウドの語彙のドラフトを発表しました。ここを参照。

果たして、この標準化の動きが動きの早いクラウドの分野に追いつけるでしょうか。。。。。。

原文ここ

2009年8月22日土曜日

グリーン・ソフトウエアのアン・コンファレンス--その2















会の終了を告げる主催者のMary Vincent氏

このセッションではどうしたら、もっとデータセンターで電力消費を測定するようになるかという話をしました。測定できないものは改良もできないと、電力消費情報は大切だと繰り返し言われていますが、いまだにまだ多くのデータセンターでは測定されていません。このセッションも私がチエァーでしたが、Netappの人がいたので、どうしてNetappはエネルギー効率化でそんなに進んでいるのか聞いてみました。これはそういうカルチャーだからという意見でした。だったら、企業カルチャーを変えればよいのですが、これは難しいです。でも一度には変わらないとしても、節約と法的な制約という二点があれば変わりやすいかも知れません。英国では温室効果ガスの排出量を報告しないとへたをすると豚箱にほりこまれます。

ほかにあった質問ではいろいろと新しい手法や技術が開発されているが、一般的に浸透しているのかというものですが、やはりコンファレンスやレポートに触れているところはそうでしょうが、一般に日々の運営にかまけているオペレーターはそんな暇ないというのが結論です。

最後の結論は、1つだけすることがあれば、電力消費を測定することだと一致しました。

原文ここ

グリーン・ソフトウエアのアン・コンファレンス--その1









































写真は上から、一日の予定、最終のプログラム、セッションのチエァーをやっているので、自分の写真がとれないので代わりに。


アン・コンファレンスとは簡単に言うと、通常のコンファレンスの形態をとらず、テーマだけ決めておいて、その場でトピックやセッションを決めます。グリーン・ソフトウエアとはエネルギー効率の上昇という点では、普通ハードばかりに焦点が当たります。これは、ハードなら、ある目的のハードの箱がどれだけ電力を消費するかということで簡単に測れるからです。ソフトそれ自身がエネルギー効率が高いということはどういうことでしょうか。いろいろと議論のあることですが、もし同じハードの上で実行するので、あれば、アルゴリズムや簡単なコンパイラーの最適化などで、実行する際CPUの時間やメモリーの消費を削減できます。

このセッションではどうしたら、ソフト用のEnergy Starの指標が開発できるか議論しました。ソフトを使ってほかのもののエネルギー効率をあげるのは簡単ですが、ソフトそのものをエネルギー効率化は困難です。ところが、Symantecの人がEPA(環境庁)の人と話をした際EPAがソフト用のEnergy Starの指標に興味を持ったようです。今後話しをして行きたいと思います。

原文ここ

コーロケーションの場合: Equinix


画像を追加











Patric Leonard氏



ここの所、サボってました。Equinixというのはコーロケーションの大手です。Patcik Leonara氏は以前電話でインタビューしたことがありますが、今回コンファレンスで発表しているところを捕まえました。

データセンターをエネルギー効率化するのおいて、MSやGoogleのような自前のデータセンターを展開するのと、コーロケーションを運営する場合ではかなり違います。Equinixのデータセンターは以前まだ私がグリーンITをやる前に見学したことがあります。覚えているのは、天井が高くて、2重床ではなかったことです。ネットワークや電気の線は上から来ていました。さらに、Equinixは中立で、コーロケーションのほか、キャリア同士の接続も行います。まあ、小規模のpeeringみたいなものでしょうね。

データセンターの建設場所の選択は普通、電力の確保できる場所、ネットワークでインターネットに接続しやすいことですが、コーロケーションの場合、需要があるところというのが、3番目に来ます。自前の場合それは大きな要素になりません。また、遅延も問題です。そういう訳で、MSやGooogleのよ
うに、ワシントン州の東部のコロンビア川沿いで、水力発電を利用するというのはあまり、あたりません。これは日本でさんざん聞きました。東京の場合山の手線の内側で、山の手線や地下鉄で簡単にいけることが重要とか。

また、複数の顧客が入っているので、hot/cold 通路を設置するのは通常だが、いわゆるhotかcold通路で囲い込みをするのはうまく行かないそうです。データセンターならどこも同じとは行きません。でもメディアでの取り扱いは面白ければなんでもありですね。









原文ここ

2009年8月19日水曜日

電力会社とデータセンター






























コンファレンスの続報ですが、電力会社とデータセンターの話をPG&E(北ー中カリフォルニアとネバダ州の一部に電力・ガスを提供)のMark Bramfitt氏が行いました。興味のあるデータは:
  • どうして、消費者に電力を節減しろというのか。(後で、詳細)
  • 米国全体としては電力消費が増加しているのに、カリフォルニア州は1975年から同じ
  • 単位あたりの温室効果ガスの排出はカリフォルニアは全米平均に比べ、半分
  • SFベイ・エリアの年間消費電力はPGEとSVPで、トータル1,000MWh
  • SFのダウンタウンのデータセンターも電力不足に悩んでいる
  • コンテナ型のデータセンターは1/4MWを消費
  • 外気の利用はSFで年間8,000時間(91%)可能SJは6,000時間(68%)可能、Digital Realty Trustのデータと同様
  • 1,000万個のメータ(電気・ガス)のうち200万個は既にスマートメータに変換済み。15分刻みで消費量の情報をおくる。
もっと再生可能エネルギーやスマート・グリッドとの連携を模索しているが、まだあまり成果はないそうです。

最後になぜ電力を節約しろというか。PGEはkwh当たり3セントの儲けを見込んでいます。それは既存のインフラを最大限利用するということで成り立っています。この既存のインフラの要領を超える需要は外から高い電力を購入する必要があり、しかし高く売れないので、自前で売れる最大限を維持するのが一番儲かるからです。


原文ここ

2009年8月18日火曜日

群盲象を評す: Cloud Computingの現状?















左からJeff Kaplan (立っている), James Urquhart, Timothy Chou, Sam Charrington, Joe Weinman



最近の言葉狩りがひどいので、「盲目の人々」に関しては、あくまで、ことわざや例として引いていますので、ご了承ください。

Cloud computingのパネル(一体いくつこのようなパネルを見たか分かりませんが)、での感想です。

パネルは以下の人で構成されていました。
  • モデレーター: Jeff Kaplan, THINKstrategies のマネージング・ディレクターでありCloudWorld conference のチェアー
  パネリスト:
  • Sam Charrington, Appistry、製品担当の副社長
  • James Urquhart, Cisco Systemsのマーケティング・マネージャー
  • Joe Weinman, AT&T Business Solutionsのビジネス開発担当
  • Timothy Chou, Ming ホールディングのチェアー
一度も象を見たことがなく、一部を触ることでしかそれが何か分からない場合、正しい判断はできません。同様にCloud computingを自分の観点からだけみて、全体を見ていないのであれば、同様なことが起こるのではないでしょうか。ということで、このcloud computingの定義は複雑になりがちです。これは、全体を見て統合した表現ではなく、全てばらばらに網羅するからでしょう。全体が見えたときにもっとまとまった表現ができるのでしょう。

更に、private cloudの話がでました。AT&TのJoe Weinman氏がPrivate cloudというのは、「個人のホテル」というようなものだと一刀両断でばっさり。私はもっとはっきり言って、「private cloudとcloud computingは同じ文の中に起こらない」と言い切りたいです。それぞれの部門は使っただけのリソースンに関して課金されるのでしょうが、全体としては会社全体として、ソフトもハードも購入し保守するわけですから、cloud computingの使っただけの課金という一番の前提が崩れます。 こういったのはこの人が始めてではなく、UC Berkley の先生も同じことを言っています。普通はボロクソに言われるのが嫌で、private cloudの信奉者になっているのではないでしょうか?

原文ここ

2009年8月15日土曜日

opensource, ngdc coudworldのコンファレンス SF























































のトリップレポートですが、

  1. 日本人がうじゃうじゃいらっしゃいました。
  2. どうも、DCの話はお宅で、クラウドは一般人という感じ
  3. クラウドと付けばなんでも、興味が沸くような。
  4. 皆クラウドの話が好き
  5. クラウドの人はDCやインフラには興味ないような。DCの人はクラウドは理解
ともかく、クラウドの話は皆さん好きですね。結論は出ないのが分かっているのに。

原文ここ

再生可能エネルギーを使ったデータセンター




































温室ガス排出がデータセンターでも問題になって来ています。それなら、一層のことデーターセンターの電力を全て再生可能エネルギーで賄えば良いということになります。再生可能エネルギーは風力か、ソーラーかということになります。では、ソーラーか、風力かどっちがデータセンターに向いているのでしょうか。

再生可能エネルギーである、ソーラーと風力発電の地図です。一番上の図が風力発電の場所を示します。所謂、中西部に集中しています。この部分は米国で一番人口の少ない地域です。で、ここにデータセンターを作るのはどうかと。そうなると、電力を貯蔵したり、既存の電力網の送電線に接続する必要があります。それに比べて、ソーラー発電の分布地図は2番目の図ですが、西半分の南の方に多いですね。カリフォルニアに現在は集中しています。

最後の表には今、再生可能エネルギーだけで賄っているデータセンターを集めてみました。風力発電の方が発電量は多いですね。

原文ここ

2009年8月14日金曜日

2009年8月12日水曜日

1つだけデータセンターの電力消費問題を解決する方法を取るとすれば

1つだけデータセンターの電力消費問題を解決する方法を取るとすれば、なにをしますか。答えは「電力消費をモニターして計測する」です。モニターしなければ、なにも始まりません。電気はソフトウエアの様に目に見えません。ましてや、電力消費量は計測しなければ分かりません。TVのスクリーンや電灯は電気が
及ぼす影響を表示するかも知れませんが、それ自体が電気ではなく、電気が見えるとは言えないでしょう。

電力消費を測ることで、自分のデータセンターの電力効率を知ることができます。また、ファシリティの人たちとデータセンター全体の電力消費軽減するにも、具体的なデータが必要です。一ヶ月に一回の電気代ではなくもっと頻度の高いモニターで電力使用のパターンを知ることができ、それが電力消費の削減に繋がることもあります。

更に、電力消費を測ることで、どれだけの温室効果ガスを排出しているかの目安にもなります。それがあれば、今後の規制も鑑みて再生可能エネルギーの利用にもつながります。

まずは計測を始めてください。

原文ここ

グリーンなソフト

グリーンITとはなんぞという話ですが、多分のハードに沿った話が殆どで、ソフトは忘れ去られています。ITの効率は電力消費を測るということになるわけですが、ソフトとエネルギー効率というのは殆ど語られません。ソフトのエネルギー効率というと
  1. パラレル・コンピューティング
  2. 設計・モジュール化
  3. Interpretiveかコンパイル型
  4. 性能か利便性か
  5. 最適化
マルチコア化するプロセッサを利用するためには、パラレル・コンピューティングを展開する必要がありますが、現在は殆どの場合OS以外はマルチ・プロセッサを利用していません。今後このインフラを利用する必要があります。しかし、パラレル・コンピューティングは人間にとっては難しいようです。deterministicな動作がいつもあるのではないので、中々これをマスターするのは難しいでしょう。

設計に関しては、SMTPなどのようにモジュール化していない大きなコードは、実行時に全てのプログラムをメモリーに移動する必要がありますが、一度に全部をメモリーにいれるわけに行かないので、スワップやページ移動で、全体の実行スピードが落ちます。モジューロ化していれば、必要な部分のみメモリーに移動することで、実行速度が速くなります。

Interpretiveの言語は簡単で使いやすいですが、実行のためにハードに依存することが多く、実行速度も遅くなります。電力消費だけを見れば、コンパイル言語の方が効率が良いでしょう。しかし、Interpretive言語の方がバグが少ないかも知れません。デバッグの時間も考慮すると、必ずしもどちらが良いとははっきり言えません。これは、#4にも通じます。

最適化はコンパイラーなどの自動ツールや自動的にパラレルに実行できるように変換するよう方法が必要となってくるでしょう。

大体、こういうとを全部網羅して、グリーンなソフトの指標は作れるんでしょうか?


原文ここ

2009年8月10日月曜日

水、今後データセンターで不足する大事なリソース

最近あちこち水が大切だ、なくなるという議論をよく聞きます。当然、データセンターでも水不足が問題となります。カナダの調査会社のZerofootprint社が面白いデータを発表しています。結論から言えば、真水は全地球上で0.1%もないということです。大部分は海水で、残りも氷河などに閉じ込められており、その他もかなり汚染されているというものです。既に、世界の人口で5億人程度は水不足に苦しんでおり、今後の人口の増加も考えると、更にこの問題は加速するようです。

更に、単に飲料ではなく、他の製品や食料を生産するには多くの水を使用します。例:
  • ワイン一杯 (120l)
  • コーヒー一杯 (140l),
  • 1 kの芋 (250l)
  • 1 kg の米 (3,000l)
  • 牛肉 (16,000l)
この問題を解決する1つの方法は再利用と再生です。データセンターに限れば、冷却に使用されて熱くなった水をそのまま周辺に排出すると環境への影響が大きく、更に、中に影響に害をなす物質が含まれることもあります。処理することが必要です。今後のデータセンター建設の条件の中に入ってくるでしょう。

水はエネルギーと考えると良いでしょう。さて、建設場所決定のリストは長くなるばかりです。今後はなにが追加されるのでしょうか。

原文ここ

2009年8月8日土曜日

Merlion in Cupertino, CA

Sentilla社訪問

















































温室効果ガス排出の動きも強まってきました。しかし、皮肉なことにガス排出を直接測ることは出来ず、電力消費を測ってそれをガス排出に置き換えるしかありません。データセンターの電力消費をモニターして計測する会社は、Synapsense, Sentilla、Senicast, OSISoftなどがあります。最近Sentillaに言って話を聞いて来ました。

この分野の会社は2種類あって、センサーを展開してそれから集めたデータを集計して表示するもの。これは、SynapsenseとSenicastで、他で集めたデータを集計して表示するもの。これはOSISoftです。折衷型はSentillaです。ラックレベルで通常データを集めているが、1つ1つの装置からのデータが欲しいときはSentilla製のセンサーを展開することもできる。差別化は設計とアーキテクチャーで、スケーラビリティが非常に大きいとのことです。更に、ITからの視点で製品を作っているところです。

今後は数年はまだ電力消費が大きな問題で、温室効果ガス排出にいくのもまだ時間が掛かるという感じでした。

写真は上から、Sentillaの本社、CEOのBob Davis氏と彼のチーム、集計されたデータのダッシュボード。クリックで拡大。

原文ここ

2009年8月7日金曜日

風力発電とデータセンター







ソーラーと風力発電とデータセンター

温室ガスの排出制限がいよいよ日本でもアメリカでもイギリスでも実際の問題となってきました。国によって違いますが、実際に排出を制限するには、電力消費を抑えるしかありません。でも、どうせ消費するなら、再生可能エネルギーで発電された電力を使用するのが好ましいです。現在の再生可能エネルギーで実用となりそうなのは、太陽光と風力です。ソーラーに関しては以前書きました。では、風力はどうでしょうか?

私は再生可能エネルギーや風力発電の専門家ではありませんが、どうも一度に発電できる最高電力では風力の方が勝っているようです。上の表を参照 (クリックで拡大)

データセンターの立地条件は、1に電力確保と2にネットワークへのアクセス確保です。この2つが必要最低条件です。風力を利用出来る場所はネットワークやユーザーから遠いところが多いので、電力を貯蔵できたり、その電力を既存の電力網に繋げることができるのが大きな問題となります。電力貯蔵は今や技術革新の中心となりつつあります。また、既存の電力網への接続は標準や容量などの問題があります。

原文ここ

2009年8月6日木曜日

来週のOpensourceWorld,次世代データセンター、Cloud Worldコンファレンス






来週12日と13日に表題のコンファレンスがサンフランシスコで開催されます。この3つは同時に同じ場所で開かれるので、好都合です。私は2日とも参加します。今年はITに従事していて、それなりのキャリアのある人に無料で公開されている点です。サンフランシスコ界隈に住んでいらっしゃる方は参加を検討されたらどうでしょうか。ここでお会いできるかも知れません。

サイトはここ
レジストレーションはここ

原文ここ

2009年8月4日火曜日

日本と東京の温室ガス排出制限法








































この情報は日本デロイトの山口 匡氏のペーパーによります。現在米国で「温室ガス排出制限とトレード法」が下院で通過し、上院は夏休みに入ったため、秋まで動きはありませんが、議論を呼んでいます。この法律はデータセンターに直接関係はありませんが、このために電力費が上昇するため論議を呼んでいます。

現在、米国版、EU版、英国版、日本版と東京版とおもなものがあります。昨日は英国の雑誌社からインタビューを受けました。内容は世界中で一番厳しいと言われる英国版について米国の反応はどうかというのもでした。私の回答は「ビジネス界や保守層は反対で、進歩派は賛成。データセンター運営社は米国版と違いデータセンターも直接影響を受けるので、死活問題と考えている。」でした。実際のところあまり米国からなんとかできる話でもありませんし。

ご存知のように東京も日本政府も「温室ガス排出制限法」を来年4月から施行します。東京の方が厳しいですね。日本政府版は電力消費を計測し報告義務はあるが、必ずしも守る義務はありません。東京版は温室ガス排出を会社全体で(東京都内)計測して、減少させる義務が生じます。

場所によって法律が異なるので、世界規模でビジネスを展開している会社はこの処理が煩雑になりますね。温室ガスの排出量を直接測るわけには、行かないので電力消費の計測が中心になります。この手の会社が益々発展すると思います。今日Sentilla社を訪問してCEOをインタビューします。また、ブログに書きます。

原文ここ

2009年8月3日月曜日

詳細なsmart gridのレポート


smart gridは新しい分野で揮発性の高い情報がぽろぽろと出てきますが、詳細なsmart gridのレポートが出ました。全体で145ページなので簡単には読めません。しかし、時間があれば読むのをお勧めします。技術、法的、市場、投資の面からsmart grid全体を述べています。smart gridのそれぞれの分野はお互いに複雑の関連しているので、1つの分野を独立して述べることが正しいのかどうか分かりませんが、幾つかの分野を簡単に述べておきます。

全体の構成は全部で5つの章からなり、1章はバックグラウンド、2章はアプリケーションや技術に関して。3章は自動メーター(AMI/AMR)に関して、4章は投資家がどの分野にどれだけ投資したかで、5章はそれぞれの分野に参入している会社です。

  • 1章は非常に良く書かれているので、この章だけでも非常に有益です。
  • AMI/AMRが設置されると、その後はdemand responseと呼ばれる要求と供給のバランスを取り持つ分野と言われています。なかには、これを「killer app」と呼ぶ人もあります。
  • また、AMI/AMRを実現するものとしては、メッシュ無線(ZigBee)、WiFi、WiMaxなどが考えれれます。現在はメッシュ無線が主体ですが、将来はIPベースのインフラになるでしょう。
  • 再生可能エネルギーに関しては、データセンターは直接「温室ガス制限とトレード」法には関係しませんが、今後影響を受けるでしょう。
原文ここ